
ヤンバルには、ウミガメ以外にも、貴重な生き物が多数存在します。国指定文化財である特別天然記念物に指定されている動物が2種、天然記念物に指定されている動物が10種も生息しているそうです。そのうち、ヤンバルにしかいないものが4種類もいるそうなので、その貴重さが伺えます。
奥に生息している生き物を、山の動物、海の生き物に分けてご紹介します。
奥交流館の展示室内に、ヤンバルに住む貴重な生き物の剥製がかざられていました。テレビでもみたことがあるひとがいるかもしれませんが、貴重な生き物たちです。

ササゴイというトリです。本土では夏鳥ですが、沖縄では年中見られます。草の葉、虫、パンくずなどをくちばしで水面に飛ばし、飛びついた魚を捕食するという、頭脳的な狩りをする個体もいる賢い鳥だそうです。

国の天然記念物、ヤンバルクイナです。
この鳥は、沖縄本島北部(ヤンバル)にしか生息しない、飛べない鳥です。飛べないかわりに、非常に俊敏に走りまわります。
ヤンバルクイナは、およそ100年前に沖縄に入ってきた天敵、マングースの生息域が、沖縄本島の南部から北上してきていることが主な原因で、生息域がどんどんせばまっています。
最近、この貴重な鳥が、自動車事故にあうケースが非常に多くなっているそうです。
飛べない鳥ですので、自動車事故にあう確率が高いんですね。(とくに、繁殖期にあたる4月から5月に事故は多いそうです)
推定約700羽しかいないと言われている貴重な生き物ですので、みなさんヤンバルの道を運転するときは、ヤンバルクイナを轢かないように安全運転でいきましょう。
奥の道路を車で走っていると、こんな標識をよくみかけます。それだけ、事故が多いということですね。

リュウキュウアカショウビンという鳥です。アカショウビンのショウビンとは、漢字で翡翠(ひすい)と書きます。また、この漢字は『カワセミ』とも読むそうです。字のとおり非常にきれいな鳥です。
こどものリュウキュウイノシシです。リュウキュウイノシシは本土のイノシシよりやや小型ですが、雑食でハブでもたべてしまうそうです。
ここ奥には、他にも国の特別天然記念物であるノグチゲラなど、いろいろな野生動物が生息しているそうです。鳥類に関しては、バードウォッチングに非常に適した場所で、昆虫でも、日本最大の甲虫であるヤンバルテナガコガネや、コノハチョウなどの珍しい昆虫が生息しています。
奥の海、海岸は写真のように、非常にきれいです。海に生きる生き物も、このサンゴの海に育まれ、多種多様な生き物が生息しています。ウミガメも産卵のため訪れますし、ジュゴンの確認例もあるようです。
魚類もいろいろな種類がいるようです。夏にはタマン(フエフキダイ)がよく釣れるそうですし、わたしが訪れた2007年10月にも、奥漁港にはミジュン(イワシ)の群れが回遊していて、ミジュンの群れをおって、ガーラ(ロウニンアジ)などの大きな魚も漁港のなかにはいってきたそうです。
こういう、手つかずの自然が残っている環境を、いつまでも残していきたいものだな、と感じました。
(ちょっと更新)1月に入って、また奥に行ってきました。ちょうど、カンヒザクラがきれいに咲いておりました。
本土でみられるソメイヨシノとちがい、ちょっときついピンク。沖縄でサクラといえば、これです。12月末から1月がみごろで、ヤンバルまで桜見に行った思い出がよみがえってきました。